しっかり雨の日に使って、改めてWAKO’S エクストリームの良さを感じた

WAKO’S チェーンルブ リキッド エクストリームとロードバイクのドライブトレイン 整備・メンテナンス
雨・ウエット路面用として使用しているWAKO’S チェーンルブ リキッド エクストリーム。

私自身、ここ数年ロードバイクのチェーンはワックス運用を続けています。

しっかり雨の日に使って、改めてWAKO’S エクストリームの良さを感じた

普段はワックス運用

私自身、ここ数年ロードバイクのチェーンはワックス運用を続けています。

現在使っているワックスは、Effetto MariposaのFlowerpower Waxです。これがかなり気に入っています。

ワックス系というと、施工が難しそう、扱いが繊細そうという印象を持たれることもあります。しかしFlowerpower Waxに関しては、多少使い方が荒くても大きな問題が出にくく、比較的普段使いしやすいチェーンワックスだと感じています。

雨天走行後や、汚れが溜まりすぎている状態でなければ、乾拭きしてから継ぎ足すような運用もできます。この扱いやすさも、私自身が好んで使っている理由のひとつです。

ワックス運用のメリットとして特に大きいのは、チェーンやスプロケットの摩耗が少ないことです。

以前のようなオイル系ルブ運用と比べると、チェーンの伸び方も、スプロケットやプーリー周りの汚れ方も明らかに違います。駆動系全体が黒くなりにくく、汚れを巻き込みにくいので、結果としてチェーンやギアの摩耗も抑えられているのだと思います。

普段の晴れた日や通常の練習、少し濡れた程度のウエット路面であれば、性能だけでなく利便性やメンテナンス性を考えても、Flowerpower Waxは非常に良い選択肢だと思っています。

ワックス運用の弱点

ただ、そんな便利なワックス運用にも弱点があります。それは雨です。

雨だけではなく、雨が止んでいたとしても、路面が濡れている状態では想像以上にドライブトレインへ水がかかります。路面がびしょびしょで水を巻き上げ続ける状況では、ドライブトレインは常に濡れた状態になります。

雨上がりで濡れた路面に停めたロードバイク
雨が止んでいても、路面が濡れていればドライブトレインは水を巻き上げ続けます。

Flowerpower Waxもワックス系としては金属への定着性が強く、水分に強いという話です。実際、少し濡れた程度ですぐに駄目になるような印象はありません。

ただ、自分の経験上、しっかり雨の中を走る場合や、ウエット路面を長時間走り続ける場合は、3時間ぐらいがひとつの境目になります。それ以上になると、チェーンからきしみが出始めることがあります。

これは完全な流体潤滑ではなく、固体潤滑がベースになるワックス系の性質上、どうしても苦手な部分なのだと思います。

以前、WAKO’Sの方と話した際にも、ワックスの場合は濡れた状態が長く続くと、どうしても潤滑膜が切れるような場面がある、という話を聞いたことがあります。

雨・ウエット走行時はオイル運用

先日は明け方まで雨が残る予報で、おそらく雨、もしくは完全なウエット路面になる日曜日でした。

雨に降られることも、濡れた路面を走ることも完全に想定できる状況でしたので、こういうときはWAKO’S チェーンルブ リキッド エクストリームを前日から準備しておきます。

Xでも少しWAKO’Sの話題を見かけていましたが、今回は話題になっていたから使ったわけではありません。しっかり雨に降られることを覚悟していたので、前日から雨用として準備していました。

エクストリームは塗布後に時間を置く必要があるため、使用する場合は前日に塗布しておくのが基本です。当日急に雨用へ切り替えたい場合は、同じWAKO’Sのチェーンルブ リキッド パワーを使用します。

雨でエクストリームを使用した感想

先日は、結構しっかりと雨が降る中でWAKO’Sのエクストリームを使用し、走行してきました。

内容としては、バースト的な短時間高強度を複数回行うメニューです。変速も頻繁に使う高強度走行だったので、ドライブトレインとしてはかなり過酷な環境だったと思います。

実際の走行時間は約3時間。そのうち2時間ほどは雨が降っていたと思います。後半30分ほどは雨自体は止みましたが、路面は完全に濡れており、シューズカバーをしていてもシューズの中まで完全に浸水しました。もちろんドライブトレインも終始びしょびしょの状態です。

こういう状況で使うと、やはりエクストリームは強いです。

走り始めから、油膜が厚めのオイルらしい滑らかさがあります。雨や水たまりがあっても、ドライブトレインへの水分をほとんど気にすることなく走行できました。

3時間走ったあとでも、チェーンにはしっかり油分が残っていました。走行中のフィーリングも大きく変わらず、きしみや潤滑切れのような感じもありません。最後までしっかり潤滑性能を発揮していたように思えます。

雨の日や長時間のウエット路面で、油膜を残し続ける力は、やはり高耐久オイル系ルブの得意分野だと思います。その中でもエクストリームは、雨の日用としてかなり安心感があります。

ワックスとオイルの使い分け

今回あらためて感じたのは、ワックスとオイルはやはり適材適所で使い分けるのが良いということです。

まずワックスは、汚れが付きにくいだけではなく、汚れを巻き込みにくく、結果的に摩耗を抑えやすいです。ドライな環境下での普段使いで、チェーンやスプロケットを長く使いたい場合、このメリットはかなり大きいです。

一方で、オイルタイプのウエット系ルブは、雨やウエット路面でも油膜を残しやすく、濡れた状態での潤滑性能を維持しやすいです。

特に、3時間以上ドライブトレインが濡れ続けるような状況では、Flowerpower WaxよりもWAKO’S エクストリームのほうが圧倒的な安心感があります。

逆に、普段の摩耗の少なさでは、やはりワックスの強さを感じます。エクストリームが雨の日に強いのは間違いありませんが、チェーンやギアの摩耗を抑えるという意味では、Flowerpower Waxのようなワックス系には大きなメリットがあります。

メンテナンス性

オイル系ルブは、基本的にはメンテナンスがしやすいものが多いです。汚れたら洗浄して、また注油する。作業としては分かりやすく、WAKO’S製品であれば、同社のディグリーザーや洗浄剤との相性も考えられているため、汚れたオイルも比較的落としやすい印象があります。

しかし、最近の超高耐久をうたうオイルの中には、洗浄してもなかなか落ちきらず、メンテナンス性があまり良くないものもあります。落としたいときに落としづらいルブは、実用上かなり扱いにくいです。

こういったオイルは性能そのものは高いのかもしれませんが、汚れまで落としづらくなってしまうと、汚れた状態で運用を続けることになります。その結果、せっかくの潤滑性能を十分に活かせなかったり、汚れを抱え込んだまま走ることで、かえって摩耗を促進してしまう場合もあると思います。

その点、エクストリームは雨の日用として使い、走行後に洗車して、またワックス運用へ戻すという使い方がしやすいと感じます。

以前WAKO’Sの方と話した際にも、製品単体の性能だけではなく、実際の運用や落としやすさも考えているという話を伺ったことがあります。今回の洗車でも、雨走行後の汚れたオイルを落とす作業は比較的スムーズで、このあたりにもWAKO’Sのケミカルとしての使いやすさを感じました。

今回も雨走行が終わったあとは洗車して、チェーン周りをきれいにしてからワックス運用へ戻しました。

雨の日とエクストリーム

今回の雨走行では、改めてWAKO’S チェーンルブ リキッド エクストリームの良さを感じました。

晴れの日や通常運用では、摩耗が少なく汚れにくいワックス運用。

しっかり雨に降られる日や、長時間濡れた路面を走る日は、油膜が残りやすいWAKO’S エクストリーム。

こういった状況に応じた使い分けが、実際の運用では良いと思います。

ワックスの良さは、駆動系を長くきれいに使えること。
エクストリームの良さは、雨の日やウエット路面でも潤滑を切らしにくいこと。

どちらか一方だけで考えるより、状況に合わせて使い分けるほうが、ロードバイクのドライブトレインには優しいのではないかと思います。

ちなみにWAKO’Sのチェーンルブリキッド類は、対面販売製品となっております。

お近くのWAKO’S製品取扱店にてご購入ください。