毎年、健康診断を受けています。
私の住む千葉市では、40歳を超えると毎年健康診断を受けられる制度があります。
そのため、自分の中では毎年の一大行事のような感覚で健康診断を受けています。
ただ、悲しいかな、若い頃の健康診断とは違い、40歳を過ぎたここ数年は毎年のようにどこかしら引っかかるようになりました。
今年は健康診断の結果を聞きに行ったところ、肺のレントゲンで引っかかり、そのまま即日CT検査を受けることになりました。そもそも即日再検査CTって、、、かなり不安になります。
結果が出るまでの期間は、正直なところ肺の再検査は、生きた心地のしない日々でした。
結果として、肺についてはまったく問題なし。
いわゆる無罪放免でした。
しかし、そこで今度は肺ではなく、心臓に気になるところがあるという話になりました。
肺がん検診から心臓の再検査へ
とは言っても、これまでもレントゲンで心肥大を指摘されることは、ほぼ毎年のことでした。
しかし今回は、単に心臓が大きいという話だけではないとのことでした。
ロードバイクは、適度に楽しむ分には健康に良い面が多いスポーツだと思います。
しかし、身体に負担がないスポーツではありません。
特に、ただのサイクリングではなく、トレーニングとして心拍を上げたり、長時間走ったり、レースで結果を出すための練習をしている場合、一般的な運動習慣よりも身体にかかる負荷は大きくなると思います。
今回も、肺を確認するために撮ったCTで、心臓の肥大、あるいは大動脈周辺と思われる部分に気になる所見があると言われました。
この辺りはかなりうろ覚えなので、正確な部位ではないかもしれません。
この時点では、正直そこまで深刻には考えていませんでした。
普段から高強度のトレーニングもできていますし、パフォーマンスが大きく落ちている感覚もありませんでした。
時々不整脈のような自覚は多少あったものの、それ以外に明確な症状があったわけでもありません。
そのため、心配というよりは、
「念のため確認しておこう」
くらいの気持ちでした。
かかりつけの担当医の話でも「念のためですよ」ということだったので、この時点ではそこまで大きな不安があったわけではありませんでした。
しかし……。
再検査 心エコーと心電図
後日、念のため専門医による心エコーと心電図を受けることになりました。
心エコー検査、初めての検査なのですが、同じところを何度も言ったりきたり、心なしかなんだか長い気がします。
「あぁ、これか……」
「うーん、これはなぁ……」
検査中の医師の独り言のような言葉が、こちらとしてはかなり怖いのです。
普段なら気にしないような一言でも、心臓の検査中となると一気に不安になります。
さらに、心電図では不整脈が確認されました。
いわゆる期外収縮のような、余計な拍動が入るタイプの不整脈です。
心電図、心エコー検査を終えて専門医からの説明を受けました。
不整脈の話、そして心エコーでの左心室についての説明に加えて、それ以外の部分にも肥大、あるいは肥厚のような所見があるという話でした。
記憶としては心室中隔だったような気もしますが、正確な部位までは覚えていません。
家系的な心臓病の病歴や、血圧、生活上で気になる症状がないかも、かなり細かく聞かれた気がします。
ここで、スポーツ選手の突然死の話も出ました。
さすがに焦ります。
それまでは「たぶん大丈夫だろう」と漠然と考えていましたが流石に、心臓、不整脈、心筋症、心筋炎、突然死。
そういった言葉が並ぶと、一気に現実味が出ます。
普段どれだけ走れていても、どれだけトレーニングができていても、心臓に関する話はやはり別です。
更に血液検査へ
心エコーと心電図のあと、念のため血液検査を追加することになりました。
もしこの血液検査で問題があれば、さらに検査を追加して、大きな病院で心臓MRIやホルター心電図へ進む可能性がある、という説明でした。
結果が出るまでの1週間は、あまり気持ちの良いものではありませんでした。
あえてネットは見ないようにしていました。
ネットで調べれば、いくらでも不安になる言葉は出てきます。
逆に、自分に都合の良い情報だけを見て、勝手に安心してしまうこともあります。
どちらにしても、実際の検査結果が出る前にネットで答えを探しても、神経をすり減らすだけだと思いました。
結果は・・・
1週間後、血液検査の結果を聞きに行きました。
結果的には、驚くほどあっさりと「何も問題なし」との回答でした。
追加で心臓MRIやホルター心電図へ進むことはなく、最終的には問題なしという判断になりました。
レースへの参加も問題なしとのことでした。
本当に安心しました。
自覚症状もほとんどなく、心疾患の家族歴もなく、可能性としては高くなかったのかもしれません。
それでも、怖いものは怖いです。
一縷の不安は常にありました。
もし山の中で倒れたらどうしよう。
人がいない場所だったらどうしよう。
レース中だったらどうしよう。
スバルラインって、ドクターヘリとかくるのかな。
そんなことまで考えないわけにはいきませんでした。
今回の結果だけを見れば、何もなかったという話です。
しかし、今回強く感じたのは、何もなかったから良かった、で終わらせないほうがいいということです。
ロードバイク乗りこそ検査は大切
ロードバイクは基本的には健康に良いスポーツとされています。
しかし、競技として取り組んだり、トレーニングとして高い強度の練習を長い年月にわたり、繰り返しする場合、心臓や身体への負担は決して小さくありません。
長時間走る。
心拍を上げる。
疲労をためる。
レースに向けて身体を追い込む。
これらを続けている以上、感覚だけで「自分は大丈夫」と決めつけるのは危険だと思いました。
症状がなくても、検査で初めて分かることがあります。
そして、検査を受けたからこそ「問題なし」と確認できることもあります。
これは、機材の点検と少し似ているかもしれません。
異音が出てから見るのではなく、定期的に状態を確認する。
大きなトラブルになる前に、気になる部分を確認しておく。
身体も同じだと思います。
ロードバイクを長く楽しみたいなら、機材のメンテナンスだけではなく、自分の身体のメンテナンスも必要です。
ネットで不安になるより、病院で確認する
私自身もついやってしまうのですが、体調に不安があると、ネットで調べたくなります。
情報があふれる時代です。
調べれば、いくらでも情報は出てきます。
しかし、ネットで調べても、不安が消えるどころか、むしろ増えることがあります。
ネットで調べて余計に不安になる。
逆に、自分に都合の良い情報だけを見て勝手に安心する。
どちらも、あまり良い状態ではありません。
ネット上の情報は参考になることもあります。
しかし、それはあくまでも画面の中の情報です。
現実の身体は、自分の中にあります。
実際に検査を受ける。
病院の先生に診てもらう。
必要なら追加検査を受ける。
そのうえで説明を聞く。
まずはこれだと思います。
特に心臓に関することは、自分で安易に判断するべきではないと思います。
心肥大なのか。
スポーツ心臓なのか。
不整脈が問題あるものなのか。
追加検査が必要なのか。
これは、ネット検索ではなく、医師の検査と判断が必要な部分です。
まとめ 長く付き合うために
健康のためにロードバイクへ乗る人もいると思います。
レースを目指して、日々真面目にトレーニングしている人もいると思います。
どちらにしても、ロードバイクに乗るためには、まず最低限、健康な身体が必要です。
そして長く続けたいと考えるなら、自分の身体の状態を確認しておくことはとても大切です。
不安があれば病院へ行く。
症状がなくても定期的に健康診断を受ける。
必要な検査を受ける。
今回、本当にそう感じました。
ロードバイクは楽しいスポーツです。
だからこそ、長く続けるためにも、自分の身体を過信しすぎないことが大切だと思います。
これは、機材だけの話ではありません。
出先でメカトラブルを起こさないために、事前に点検整備を行う。
大きなトラブルになる前に、気になる部分を確認しておく。
それと同じように、ライダーである自分自身の身体も、きちんと確認しておく必要があると思います。
機材だけではなく、自分自身も点検する。
今回の再検査を通して、本気で大切なことだと感じました。


